聖書の理解発見9

私が聖書を学び始めた頃は、ギリシャ語聖書を

理解するためにもヘブライ語聖書を読む必要がある。(勿論ヘブライ語を読むべき理由はそれだけではなく、聖書全巻は聖なる霊に導かれていてどれも欠かせない)とも考えていたが、いろいろ研究してみると、実はギリシャ語聖書にはヘブライ語聖書をよりよく理解できる情報が含まれていることにも気付いて感動した。

例えば創世5:24には「エノクはまことの神

と共に歩み続け、その後いなくなった。

神が彼を取られたからである。」

この記述からは、エノクがなぜいなくなったのか?何故彼は当時としたら早死に(365歳))したのか?

なぜ神が取られたのかなど疑問だらけである。

しかし、ありがたいことに、ギリシャ語聖書が

この疑問に光を当てている。まずユダ14、15節を見てみよう。「アダムから7代目の人エノクも

彼らについてこう預言しました。エホバは無数の

聖なる者を率いて来ました。全ての人を裁き神を

敬わない罪人を皆、断罪するためです。彼らが神を敬わずに行った全ての不敬虔な行為と神に反抗して語った全ての不快な事柄に関して断罪するのです。」この聖句からアダムから7代目の時代は

とても不敬虔な時代であり、エノクは神の裁きを

伝道し、神を喜ばせていたことが良く理解できる。その当時の周囲の人々から迫害を受け、

エホバが見るに見かねてエノクを取りさられた

ことがわかる。とてもありがたいことだ。

この書はユダ、つまりイエスの異父兄弟が書いているのも興味深いことだ。アダムから3代目のエノシュの時代にエホバを呼び求める(悪い意味で)

ことが始まったと書いてあるが、7代目頃は相当

悪が広まったことが理解できる。

ノアは10代目だが、この時にエホバは悪を滅ぼすことを決定されたのは良く理解できることである。