*** 塔09 11/1 15ページ ご存じでしたか ***
イエスは書士とパリサイ人たちが「白く塗った墓」に似ていると言いましたが,それはなぜでしたか。
イエスは書士とパリサイ人たちを偽善者として糾弾し,こう言いました。『あなた方は白く塗った墓に似ています。それは,外面はなるほど美しく見えますが,内側は死人の骨とあらゆる汚れに満ちているのです』。(マタイ 23:27)ユダヤ人は,雨季の終わりごろ,過ぎ越しの1か月前のアダル15日に,墓石を石灰の水しっくいで白く塗って目立つようにすることを習慣としていました。白い石灰はたいてい雨で流れ落ちました。
「ユダヤ百科事典」(英語)によると,このように墓を塗ったのは,「過ぎ越しの祭りの際に道を行く無数の巡礼者たち」を汚れから守るためでした。民数記 19章16節に記されている律法によれば,死体や人骨や埋葬所に触れた人はみな7日のあいだ汚れた者となりました。儀式上の汚れのあるイスラエル人は清い崇拝に参加することを禁じられており,違反者は死に処されました。(レビ記 15:31)イエスがこの例えを語ったのは,過ぎ越しのわずか数日前のことでした。ですから,イエスの話を聞いていた人たちは,毎年白く塗られる墓をすぐに思い浮かべたことでしょう。イエスが言わんとしたのは,イエスに敵対する宗教家たちの外面は見せかけにすぎず,その者たちと接触するなら霊的に汚れる,ということでした。
アダルは2月から3月前半で、アダルの15日は、過ぎ越しの約1か月であるの記事には、「白い石灰はたいてい雨で流れ落ちた」と書いてあります。
ということは、塗った後、過ぎ越しまでは雨が降らないのだなと思った。日本では雨が降らない時期が続くことはまずないので、理解できないがタイに住んでいた時、乾季(11月から2月)は殆ど雨が降らなかった。2020年のバンコクでは、この4月間雨は全部で9日のみだった。イスラエルを調べてみると、平年値が、4月が1.7mm、5月が0.9mm、6月から9月は0.0mmだった。過ぎ越しまでは石灰は流れ落ちることはないので、翌年また過ぎ越しの前に塗ればよかった。