バプテスマへの段階として私たちが記憶しているのは、知識の後に信仰が育つということだが、ペテロ第二1:5節からは「ですから、真剣な努力を尽くして、皆さんの信仰に徳を加え、徳に知識を、・・・・」と、信仰、徳、知識と順番が違っている。これはどうして?
答え:1993年7月15日号には、「ペテロが信仰と徳に知識を加えるよう勧めているのはなぜでしょうか?考えてみると、私たちの信仰に新しい難問が突きつけられる時、正しいこと
と間違ったことを見分けるには知識が必要です。(ヘブライ5:14 固い食物)
私たちは聖書研究によって、さらには神の言葉を当てはめたり、日常生活の中で実際的な知恵を働かせる点での経験によって、知識を増していきます。すると今度はその知識によって試練を受けているときでも信仰を保ち、徳のある事柄(道徳的にも正しいこと)を行い続けることができるようになります。」
また、1997年9月1日号11ページによると、当時は、背教者たちが聖書を曲解し、欺きの教えを広めていたので、これらを見抜き、背教者たちの論議に打ち勝つためにも、正確な知識を身に着ける必要があるとのべている。